魂の殺人  モラルハラスメント

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モラルハラスメントの運命の始まりは       「高校の同級生」

2017年6月10日加筆修正

 

私の両親は離婚し、9歳の私は母に引き取られて

育った。

勿論生活は苦しく、手に職を持たない母は、

転々と仕事を変えていった。

 

私が中学生になった時、地元を代表する会社の

役員の息子が東京から転校してきた。

 

立ち姿や身振りが洗練されていて、

イケメンの上、頭も良くてお金持ち!

そんな彼は一気に、

「学校中の女子の憧れの的!」

になった。

 

彼の向かいの校舎の窓には、下級生の女子達が

ずらりと張り付き、休み時間に現れる彼に

キャー!!!と張り裂けんばかりの歓声を

上げていた。

 

中学卒業式を迎え、彼の3階の教室のドアからは、

永遠に続くかと思うほどの女子の行列が続いていた。

 

 私達は、そんな彼と女子のことを、

バッカじゃないの!と冷めた目で見ていた。

 

そして私は死ぬほど勉強して、

地元で1番の進学校の高校に合格した。

 

母と一緒に迎えた感動の入学式。

教室に入ると・・・・

 

なんとあのイケメンの彼が座っていた!

 

こんな近くで見るのは初めて。

本当に驚くほどの美形だ。 

 

高校生活も1カ月ほど過ぎ、

大夫慣れてきた。

 

私は自由で、ハツラツとして元気

いっぱいだった。毎日が希望に満ち

楽しかった。中学でも部活の部長も

やり、自分で言うのも何だが、随分モテた。

 

そんなある日、教室のドアの近くで

ヘラヘラ笑いながら、

ガチョウ!!ガチョウ!

と大声で叫んでいる人がいる。

 

クラス全員が、その声に振り返った

 

1度も声を交わしたこともなかった

あの「彼」が、私に向かって大声で、

「おい、ガチョウ!」

友達がお前を呼んでるぞ!と叫んでた。

 

なんだ?この男!どうして私のこと

そんな呼び方するの?!

私は怒って、彼を睨みつけた。

 

クラス全員が私を見て、バカにして

笑っていたようで恥ずかしかった

 

母は躾よりお金を稼ぐことが第一で、

躾られなかった私の言動は、

かなり自由奔放だった。

 そんな私を、彼は大嫌いだったらしく、

この一件で、私も彼を大嫌いになった。

 

これが、初めての彼との出会いでした。 

 

モラルハラスメント加害者は、

常に上から目線で、人をバカにする。」

 

こんな15歳の男の子ですが、

変だと思いませんか? 

 

話しもしたことのない初めての人に

人前で笑ってバカにするでしょうか?

私もこんな扱いを受けたのは初めてだったので、

酷く戸惑い落ち込みました。

 

他人に平気でこんなダメージを与えることが

できる人間って最低ですね。性格悪すぎです。

 

相手の気持ちになって考えられない

のは残念ながらこれからもずっと治りません。

 

何十年も経っているこの侮辱はきっとこれからも

忘れることはできないでしょう。15歳にもなって

いたら他人にやっていいことと、悪いことの区別

はつきます。

 

親のしつけが悪いのか?下記モラハラの本には

 

モラル・ハラスメント―人を傷つけずにはいられない

モラル・ハラスメント―人を傷つけずにはいられない

 

 「王様」のように育った人がモラルハラスメント

になると書かれています。

 

彼もその通りの家庭環境だったようです。

しかし、その事実は彼の口からではなく、彼の

姉から教えてもらった情報ですが。

モラハラ人間は自分を語ることもありません。