「認識できるのが自分だけ」なので「他人に共感できない」
高1の冬に彼と付き合う前に、私は中学の時も
数人とお付き合いをした経験があります。
運動系が得意で目立っていたせいか、
そこそこモテていたんです。
でも彼と付き合い始めて、クラスで1番可愛い女子に「○○君はカッコイイけど相手の彼女が不釣合だ
と噂になってるよ。」
とご丁寧にも報告してくれました。
自分でも釣り合わないと思っていたので、かなり落ち込みました。
その数日後、今度はクラスの男子が皆の前で、
「○○はいい男だけど、
○○(私のこと)はブスだ。」
と笑いながら大声で言いました。
追い討ちをかけられ、ショックでひどく傷つきました。
そして彼は、その男子を注意するわけでも、
腹を立てるわけでもなく、
なんと!!、その場で皆と一緒に笑っていたのです。
誰ひとりとして、私をかばってくれる人もなく、
屈辱と惨めさと、恥ずかしさでいっぱいになりました。
こうやって書いていって、気づいたんです。
彼との人生の中で、
こんなことが度々あったなぁ~と。
私が他人から屈辱や、悔しい思いをした時に
彼は1度だって味方になってくれたことは
ありませんでした。
いつも知らんぷりで、透明人間のように気配を
消していました。
ああ~そうだったのか。すでにこの時から
モラルハラスメントの兆候があったことに
今気付きました。
ある日TVで歌手の大黒摩季が結婚観について
語っていました。
「結婚って一生自分の味方になる人を一人増やす
ことだよね。こんな世の中で、世間から傷つけら
れて、辛くて苦しいことがいっぱいあるのに、
旦那さんが一緒になって相手に怒ってくれたり
自分の味方になってくれなくては、結婚する意味
がないよね。
家族ってそういうものでしょ?」
とても印象に残っている言葉で、
この通りだと思いました。
モラルハラスメントとは
自分一人しか「認識」していないので、
まわりの身近な人が、どれほど辛く苦しい思いを
していても、「共感」 しない。
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