魂の殺人  モラルハラスメント

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「金の亡者 」モラ母

 

今週のお題「人生に影響を与えた1冊」

「夢をかなえるゾウ 」水野敬也
母は私に常々、
「お前を育てるために、母さんは好きでもない男に
媚を売り、世話にならなきゃならないんだ」
 
 
と言い聞かせてきた。
 
私は母の犠牲の上に成り立っているのだ。
と信じて疑わなかったのです。
 
 
私が高卒で就職した頃には、建築会社の社長を抱き込み、新築のを建ててもらい、
 
私たち母娘はそこに
住むことになったのです。
 
 
そして母はトヨタ高級車クラウンを乗り回す
ようになっていました。
 
 
どんな手練手管を使えばこんな芸当ができるのか!
母は凄腕です!
 
 
そんな母の運転で、就職先に送迎される
私を見て、職場の同僚たちは、どこかのお嬢様
新入社員として入ってきたと噂になったようです。
 
 
貧乏娘が一転お嬢様です。
私も母の手法が少しは身についたのか!
 
 
そういう私に騙されて、声をかけてくれる方々
がいましたが、私の目には彼以上に魅力的に
見える人はいなかったのです。
 
 
ここでもっといい男性に巡り会っていれば
人生変わったのに!と考えることがありますが。
 
 
そして母は私に「結婚準備は母さんがするから
給料全額渡しなさい!」
 
 
って冗談じゃない!ここで身ぐるみ剥がされて
たまるか!とばかり、結婚資金は自分で貯めて
結婚式に臨みました。
 
 
それから1ヶ月後、母は再婚していた。
何も知らされていなかった私は仰天しました!
 
 
・・・・ 好きだったんだ
 
 
母のとなった人は、どんなときも笑顔を絶やさず、
働き者で、そして気の毒なくらい、いつもハイハイ
母の言いなりになっていた。
 
 
 
私は義父の優しい笑顔大好きだった。
今も思い出すと心が和みます。
 
 
義父は料理、洗濯、掃除、家事全般を母よりも
ずっとキチンとこなすことができた。
 
 
義父は、2歳の娘のベッドを作ってくれ、
共働きの私たちを、いつも笑顔で向かい入れ
義父が作ったご飯を食べさせてくれた。
 
 
そんな理想的な旦那様に、母はいつも命令口調で
ガミガミと指図していたのです。
 
 
今度は義父が私の代わりになっていると同情
せざるを得ません。
 
 
その母の体を毎日1時間以上もマッサージして
あげていました。
 
 
義父には一人息子がいた。
 
 
母は義父の親戚の家に入り浸って、あること無いこと
その息子の悪口を吹聴していた。
 
 
すっかり息子親類から悪者扱いされ、義父にも
会いにもこなくなった。
 
 
そんな折、突然義父は癌で倒れた
 
 
悔しいことに、どんどん悪化していく義父に対し
何もできないことが歯がゆいばかりです。
 
 
そして母は義父に遺言書を書かせた。
 
それは亡くなる2日前だった。
 
 
義父の心情を推し量ると、やり場のない
いきどおりを感じます。
 
 
母は、義父の全財産を独り占めにした。
 
 
 
義父の親類まで手を回し、息子を悪者
仕立て上げていたため、誰も母に文句を言う人も
いなかった。
 
 
寺のお坊さんまで私に、
息子さんはひどい人なんだってね」
と私に言った。
 
 
私は母に抗議をしたが、金に取り憑かれた
母のには針の先程も届きません
 
 
義父の49日がやってきて、私が部屋に入ったと
同時に、母の友人たちのおしゃべりが止まった。
 
 
ああ~ 私への悪口が、また始まった。
 
 
義父が亡くなった途端に、母の悪意の矛先
すぐさま、私に向かってきました。
 
 
母の口グセは、別れた夫を見返すために
お金を貯めるんだ。
 
 
そして後年私に、
「 皆6年で死んでいくんだよね。
 夫も、犬も猫も、そして男たちも・・・」
 
そうだろうね、私は母に会うたびに、
心も体も耐えられないほど痛かった。
と、心の中で思いました。